軽自動車なのに白いナンバーがついているのはなぜですか?

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軽自動車なのに白いナンバーがついているのはなぜですか?

軽自動車なのに白いナンバープレートをつけている車をよく見かけるようになりましたね。

これはなぜかというと、図柄ナンバーという、ラグビーナンバーかオリンピック・パラリンピックナンバーをつけているからです。

ラグビーナンバーやオリンピック・パラリンピックナンバーにすれば軽自動車でも白ナンバーになります。

さらに、ロゴマークだけというのも選べるので本当にほとんど白色の白ナンバーができあがります。

図柄ナンバーには2018年10月1日から『地方版図柄ナンバー』として41地域を対象として申込ができるように追加されています。

地方版図柄ナンバー一覧表(現在は41地域)

41地域限定なので希望しただけではつけられません。対象の地域に使用の本拠の位置がないと選ぶことはできませんのでご注意を。

白いナンバーというのは図柄ナンバーのこと

ラグビーナンバーやオリンピック・パラリンピックナンバーは正式には図柄ナンバーと呼びます。

きっかけは、2019年に日本で行われるラグビーワールドカップと、2020年に行われる東京オリンピックの機運を高めるために特別仕様のナンバープレートを導入しようということから始まりました。

ラグビーナンバープレート見本

オリンピック・パラリンピックナンバープレート見本

軽自動車に乗る際のハードルが一つ減りましたね

この図柄ナンバーが導入されて一番喜んでいるのが黄色いナンバーが嫌で軽自動車を敬遠していた方たちではないでしょうか。

この記事を読んでいただければ軽自動車で白いナンバーをつけて乗ることができるようになります。

これを機に車を乗り換えてしまうのはどうでしょうか?

図柄ナンバーは軽自動車でも白がベースの白ナンバーになる

少し上の方に見本を載せましたが、見て頂ければわかるように軽自動車でも黄色でなく白がベースに作られていますね。

図柄ナンバーは基本的に白いナンバーがベースにつくられているので、普通自動車はもちろんですが、普通自動車の事業用ナンバー(通常、緑ナンバー)も白ナンバー、軽自動車(通常は黄色ナンバー)も白ナンバーになります。

軽自動車の事業用は残念ながら特別仕様の図柄ナンバーはつけることができません。

二輪車も自家用・事業用ともに図柄ナンバーはつけることができません。

図柄ナンバーの対象車両

  • 登録自動車の自家用
  • 登録自動車の事業用
  • 軽自動車の自家用 (二輪車以外)

※登録自動車とは乗用車やトラックなど軽自動車ではないものです。
車検証に記載されている[自動車の種別]という欄が[普通][小型][大型特殊]のどれかなら対象となります。

図柄ナンバーには2種類ある

図柄ナンバーは2種類あります。 ※図柄ナンバーには字光式はありません。

寄付金を支払うか、支払わないかでナンバープレートの出来あがりデザインが異なります。

ラグビーナンバー・オリンピックパラリンピックナンバーの場合

これはラグビーナンバーもオリンピック・パラリンピックナンバーも共通なのですが、まず図柄ナンバーの基本は右上にラグビー・オリンピックそれぞれのロゴマークが入るだけのシンプルなものです。

これに寄付金(最低でも1000円以上)を支払うとデザインの図柄が入るようになります。

軽自動車にお乗りの方でただ単に白いナンバーにしたいという方は寄付金を支払わずに基本のナンバー代だけを支払うようにしてください。
これだけで目的の白いナンバープレートをゲットすることができます。

基本のナンバー代は全国でだいたい7200円前後で申込できると思います。

地方版図柄ナンバーの場合

地方版図柄ナンバーの場合は寄付金の金額は同じです(最低1,000円)。

ラグビーナンバーやオリンピックナンバーと異なるのは、ナンバープレートの仕上がりがカラーかモノクロかという点です。

寄付金なしで申込をするとモノクロの図柄ナンバーになり、寄付金を加えるとカラーの図柄ナンバーになります。

こちらの場合はもし地方版図柄ナンバーのを希望するなら寄付金は必須でしょう。

たとえば、広島県の福山ナンバーは広島東洋カープのデザインですが、これがモノクロだとただのボールと少年のデザインになってしまいます。

広島カープらしく赤いデザインになるように寄付金をしたいところです。

本当に白ナンバーがよければ地方版図柄ナンバーは選択肢に入らないですね。

今の登録番号をそのまま図柄ナンバーに交換できる

今の車の登録番号が気にいっているなら、番号を変えずにそのまま図柄ナンバーにできます。

図柄ナンバー制度が導入されたのと同時に今まではなかった、『交換』という制度ができました。

交換というのはナンバープレートの種類を変えると思ってください。

今の登録番号を変えずに、ペイント式から図柄ナンバーにしたり、ペイント式から字光式にしたりする登録制度です。

番号変更をすれば図柄ナンバーにできます

名義変更や住所変更のタイミングでなくても、番号変更という登録制度がありますので自分の好きなときに登録番号を変えることができます。

番号変更とは名義や住所を変えることなく、登録番号だけを変える登録です。

希望番号にしたいときや、今ついている番号が気に入らないから変えたいというようなときにはこの『番号変更』という登録をしてください。

解説記事もありますので参考にしてください。

図柄ナンバーの申込方法

図柄ナンバーの申込はラグビーナンバー、オリンピック・パラリンピックナンバー、地方版図柄ナンバーの3種類とも図柄ナンバー申込サービスという公式サイトか、住んでいる場所を管轄する運輸局の窓口で申込をします。

申込を始める前に車検証を手元に用意しておきましょう。

必要事項は希望する番号以外は車検証を見ながら入力すれば大丈夫になっています。

申込から交付まで10営業日!?

図柄ナンバーは申込をしてから交付可能になるまで10営業日かかります。

通常の希望番号が4営業日なので倍以上の時間がかかるのでご注意ください。

図柄ナンバーは期間限定

図柄ナンバーのなかでラグビーナンバー、オリンピック・パラリンピックナンバーは期間限定の交付となっています。

希望する方はどちらも早めが良いかと思います。

ラグビーナンバーの交付期間
2017年4月1日~2020年1月31日

オリンピック・パラリンピックナンバーの交付期間
2017年10月10日~2020年11月30日

予定となっているのでもしかしたら、延長されるかもしれませんがその保証はありません。

図柄ナンバーは廃車時や名義変更時に記念にもらえる

今までは廃車するときや番号が変わる名義変更や住所変更のときはナンバープレートは必ず返納していたのですが、図柄ナンバーが導入されると同時にナンバープレートの記念所蔵というのが認められました。

ナンバープレートの記念所蔵は要するに使わなくなったナンバープレートを記念にもらうことができるということです。

ナンバープレートをもらうことができるようになったのは図柄ナンバーだけということではありません。

通常のペイント式ナンバーや字光式のナンバープレートも貰うことができます。

ただし、不正使用などが見つかった場合には罰則がありますので悪いことは考えないようにしましょう。

まとめ

軽自動車で白ナンバーにする方法は図柄ナンバーのラグビーナンバーかオリンピック・パラリンピックナンバーにすることです。

ただし、今後の行方は分かりませんが、どちらの図柄ナンバーも期間限定の交付ですので白ナンバーの軽自動車を希望するなら早めの行動をおすすめします。

地方版図柄ナンバーは全体的に色がつくので、ただ黄色でなければ良いという方はゆっくりでも大丈夫です。

地方版図柄ナンバーの対象地域になっていない方はやはり急いでラグビーナンバー、オリンピック・パラリンピックナンバーにしておきましょう。