独立開業 PR

行政書士で独立開業までに磨いておくスキル

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
キャリアスタート

目次

最低限の必須業務をこなすスキル

当然行政書士としての最低限の業務をこなすスキルは必要です。

これがなければ独立開業なんていうのは夢のままでしょう。

行政書士の王道となる業務

行政書士が主に手掛けている仕事は大まかに6種類ほどに分けられます。

  • 自動車登録 (車庫証明書含む)
  • 建設業許可申請関係
  • 法人設立登記
  • 風営法関連業務
  • 産廃関連業務
  • 入管法関連業務

このあたりの業務の中でいくつかはこなせるようになっておくと独立するときに楽になります。

全てに精通するのは難しいですが、行政書士の仕事は数をこなすことが重要なのでできる業務の数が多いのは大きなメリットになります。

ホームページ運営能力

このスキルがあると営業に関しての労力をかなり減らすことができます。

バリバリに稼いでいる方ならホームページの作成を業者に頼むのもありだと思います。

ですが、独立したての頃はホームページの作成を外注にだすほどお金に余裕があるとは思えません。

お金に余裕がないかわりに、時間はたくさんあると思うので自分でできるようになっておきましょう。

いつか外注に出すとしても自分に知識があるのとないのとでは業者との意思疎通に差がでてきます。

ホームページによる集客ができると最低限の投資でかなり効果的な宣伝効果が期待できます。

事務所運営の助けになると思うので、最初は自分でできるように勉強しておきましょう。

修行しながらでも勉強はできるので試しに1つぐらいホームページを作ってみたらどうでしょう。

ホームページを使っての集客を狙いましょう

行政書士事務所のホームページによる集客はまだまだ穴だらけだと思います。

そもそも役所の門前でやっているようなところも多いのであまり力を入れていないのでしょう。

今ならまだ、『行政書士 地名 仕事内容(相続、遺言、法人設立など)』というキーワードでGoogleの上位を狙えるでしょう。

さらに他社より少しだけ見栄えをよくして、記事を少し厚めに用意できればホームページからの集客が見込めると思います。

昔の飛び込み営業よりはよっぽども効果的だと思います。

パソコンスキル

行政書士として独立開業するには、行政書士の定番となる業務とホームページの運営能力が必須となります。

特に事務所を立ち上げたばかりのころはなかなかお客様が来てくれませんので、ホームページによる効果的な宣伝を積極的に行う必要があります。

ただ、人脈やコネクションなどがすでにできていて集客の見込みがあるのならホームページ作成よりも早く結果をだせるので、自分の得意な方面ですすめましょう。

逆に言えば営業力に自信がなくてもパソコンスキルがあって、ホームページの作成に自信があればある程度は集客できるでしょう。

最初の集客ができれば、あとは誠実で確実な仕事をこなしていけばおのずとお客様は増えていくでしょう。

今後も増えていく電子申請に備えましょう

自動車登録では『OSS』という国土交通省肝いりのネットを使った自動車の登録制度があります。

電子申請なのでパソコンを使えることは当然の前提となっており、さらにただ使えるだけでなく複数のソフトやWebサイトを利用していく必要のある制度となっています。

さらに各省庁で申請のできるe-Gov(イーガブ)という電子政府の窓口という制度もできています。

いまや行政書士も電子申請を活用していかないと生き残れなくなっています。

人脈を作る能力

どんな業界の仕事でも人とのつながりを断って成功するのは難しいでしょう。

私が勤務している行政書士法人の社長はほとんど営業活動を行っていませんが、過去に作った人脈だけで10年以上も事務所を運営しています。

一度できた人脈はよほどの失敗がない限りは途切れることはなく、しっかりとした仕事をしていれば人脈が人脈を呼ぶように仕事が向こうからやってきたりします。

修行中のときからできる限り顔と名前を憶えてもらう努力をしましょう。

いつか自分のお客様となる可能性もあります。

そのうち独立するからといって、今の事務所のお客さんは関係ないといったスタンスでは何も自分のためになりません。

いつでもどこでもいつかは自分のお客様という意識で接客することを心がけましょう。

分からない業務でも自分で調べて何とかする能力

行政書士の業務範囲はものすごく広いです。

自動車登録だけでも、運輸局へ提出する登録書類関連、自動車の税金関連、警察署へ提出する車庫証明書関連、許認可も取り扱うなら営業ナンバーを取得するための申請と多岐にわたります。

それぞれに法律で定められた規則があるのでそれに従わなければ申請は却下されてしまいます。

業務範囲が広いがゆえに、あまり取り扱ったことのない種類の依頼も舞い込んできます。

そこを断ってしまうのか、それとも自分で調べて何とか形にして書類を完成させるのかで今後の事務所の信頼に関わってきます。

分からなくても何とかお客様の要望通りに書類を完成させる能力が事務所の成功につながるでしょう。

修行中のときから分からないことをすぐに先輩や上司に聞くのではなく、どこでどうやって調べれば解決できるのかを自分で考える習慣をつけましょう。

ただ、修行の身分のときは勝手に自分の判断で動くと働いている事務所に迷惑をかけるので、『自分で考える⇒相談する』というサイクルにするのに留めておいてください。

最低限の法律を読み解く能力

法律は毎年のように変わります。

新しい法律ができたり、今までの法律が改正されたりするので知識も更新していかなければいけません。

新しい法律や改正点についていちいち解説してくれるような人はいませんし、そのような機関もありません。

自分で法律を読んで理解していかなくては仕事もできません。

学者のように法律を隅々まで研究する必要はありませんが、必要なところを正確に理解するスキルは独立してやっていくには大事なことです。

まとめ

行政書士として独立開業するには業務をこなすだけでなく営業力も重要となります。

お客様に来てもらわなければいい仕事をしても事務所は運営を続けることができません。

業務をこなすスキルも大事ですが、営業・宣伝を効果的にする能力のほうが独立して成功するにはより重要なスキルとなるでしょう。