行政書士として独立して事務所を運営していくのに必要なスキルはたくさんありますが、そのなかでも絶対に必要なスキルは2つだけです。
- 営業スキル・・・お客様を獲得するスキル
- 業務スキル・・・書類作成などの報酬を頂くためのスキル
この2つがないとすぐに事務所の運営に行き詰まるでしょう。
修行時代に身に着けておかないといけません。
それぞれを解説していきます。
目次
営業スキル (集客スキル)
手段は問いませんがなんといってもお客さんを集める営業スキルは絶対に必要です。
どんなに完璧に業務ができてもお客さんがこなければ何の意味もありません。
昔のようにチラシを配布したり営業電話をするのも良いですが、現代で集客と言えばネットを活用したWebサイトでの集客がメインとなります。
集客に役立つパソコンスキル
これからの行政書士は自社サイトで集客する時代です。役所周辺の事務所で待っている時代は終わりました。
今から行政書士として仕事を始めた場合は完全に後発組です。
役所周りの好立地はすでにライバル業者でいっぱいです。
かわりに、ネット上の好立地(検索1位から5位)はまだまだチャンスがあると思います。
ネット上の検索上位はキーワードをしっかり選定すれば今からでも間に合います。
『行政書士 地名 仕事内容(相続など)』というお客様が本当に行政書士を必要として探しているキーワードでGoogle検索でトップ5は狙えます。
そのためにもパソコンスキルは磨いておきましょう。
特に自社サイトの運営スキルです。
もちろん人脈作りが得意ならそっちの方面で集客してもOKです。
どんな方法でも良いのでお客様を集めることができないと行政書士としてはやっていけません。
行政書士も自分からお客様を取りに行くのです。
自社サイトでの集客
なんといっても自分の事務所の顔となるのは自社のWebサイトです。
自分のプロフィールや事務所の紹介、アクセス方法や取扱い業務などなど全ての重要な要素を掲載します。
料金も掲載しておくことで明確な料金体系であることをアピールしましょう。
行政書士の仕事は一般的にはあまり知られていないので、業務内容による料金の相場もほとんど知られていません。
何も知らずに仕事を依頼するには少し敷居が高くなってしまっています。
その不安を自社サイトで払拭してあげることで仕事の獲得につなげます。
SNS(FacebookやTwitter)を駆使した集客
SNSを駆使した集客もかなり有効です。
私は上手く使いこなせてるとは言えませんが、自社サイトで事務所の宣伝をしてSNSで自分を宣伝していくような使い方が効果的です。
自分のファンを作ることができたら大成功です。
ファンというと大げさですが、自分の人柄や仕事に対する姿勢などを上手に発信していくことができたらお客様と長くお付き合いができるようになります。
業務スキル
営業スキルと対になるのですが、どんなにお客さんを集めても実際の業務である書類作成ができなければ意味がありません。
この営業スキルと業務スキルの2点は修行中あるいは他業種で働いてるときでもいいですが必ず身につけておかないと、独立して事務所を運営するのは不可能でしょう。
得意ジャンルをつくる
私は自動車登録関連なら自信があります。ほとんどの種類の書類を作成できるでしょう。
逆に自動車登録関連以外はほとんどできません。
自動車登録に関連している戸籍法や住民基本台帳法などは感覚的にわかりますが、遺言を作成したり建設業許可申請の書類を作成することはできません。
1つのジャンルで食べていける自信があるならその道を突き詰めていきましょう。
おもったより業務の依頼がこなければ他ジャンルへと手を伸ばす必要がありますね。
特に今後は外国人労働者を受け入れる方向で政府は動いていますので入管法関連の申請業務が増えそうです。
入管法関連の業務をあしがかかりに企業との付き合いを始めることができれば安定的に事務所を運営できるようになりそうですね。
まとめ
独立開業をしたいなら、営業スキルと業務スキルの両方を身に付けましょう。
業務スキルを伸ばすのに一番良いのは行政書士事務所で実際に修行することです。
営業スキルを伸ばすには実際にWebサイトで集客をしてみましょう。
ブログでもWebサイトでも何でも良いので自分で作って試してみましょう。
実際に手と頭を使うのが何よりの勉強になります。
夢の独立開業へ向けて頑張りましょう。