現在は行政書士法人の雇われ行政書士という立場になれていますが、これは本当に幸運な出会いでした。
当時、私は大学を卒業して就職した会社を1年で辞めてしまいニートをしていました。
ただこれではまずいと思い一念発起して公務員の勉強を始めました。
公務員試験の勉強から始めて結果的には行政書士試験に合格して行政書士事務所で働けるようになっちゃいました。
人生はどこでどう転がるかわからないですね。
公務員を目指すところから行政書士になるまでを振り返ってみます。
目次
公務員試験を挫折
次の仕事は公務員を目指そうと決めたいたので、最初に勤めた会社を辞める数カ月前から、公務員試験の勉強を始めていました。
ですが、公務員試験は科目数も多くとても独学では厳しいのかもしれなかったです。
試験範囲すら終わらず
試験にでる範囲の科目の全部を勉強することができませんでした。
手つかずの科目もいっぱいあり試験には苦しみました。
筆記試験すら通らず
勉強を続けていくうちに、いくつかの地方自治体の採用試験が始まりました。
自宅周辺だけでなく少し遠いところの地方自治体も受験したのですが、正直いってほとんどできませんでした。
ただ、今回の勉強で1つだけ収穫だったのが法律の勉強って意外と楽しいなーと思えたことでした。
まったく手ごたえを感じなかったのでもう一度じぶんを見つめなおして、どういった方向性で今後の人生を過ごすのか考える日々になりました。
法律の勉強に興味が湧く
手ごたえがないなかで、唯一のプラス要素が法律の勉強に興味が湧いたことです。
今まで触れてこなかったので法律の勉強が新鮮でした。
せっかく興味が湧いた分野なので何かを残そうと思い法律系の資格を目指すことにしました。
最初は司法書士
最初に目指したのは司法書士です。
司法書士は不動産登記や法人登記のスペシャリストなので将来的にも仕事に困らないんではないかという思惑がありました。
ただ、司法書士は専門科目(法律)が多くてすぐには合格できないなーという感覚がありました。
テキストも買えず
司法書士は受験科目が多いのでそのぶん必要となるテキストも大量になります。
会社を辞めてしまった私にはとても一度では揃えることができず、働きながら勉強というスタイルも検討し始めました。
勉強しながら就職活動するも失敗続き
司法書士資格を取るにもお金がかかることに気づいたので就職活動も同時に進めてみようとトライすることにしました。
せっかく勉強するなら勉強内容を活かせる仕事を探そうと思い司法書士事務所の求人に申込みをしまくりました。
ただ、資格がない状態だと面接すらしてくれないところが多く、何とか面接に行ってもあきらかに責任者ではない人が面接官だったりとま全くうまく行きませんでした。
法律系の業界は有資格者か経験者ではないと厳しいと感じて、まわりまわって資格を取ることが一番の近道だという思いで勉強にさらに力を入れました。
入門資格として行政書士資格を受験
いきなり司法書士は厳しそうだったのでまずは入門ということで途中から行政書士の方の勉強へ軌道修正しました。
ニートというメリットを活かして毎日のように図書館へ通って一日中勉強する生活を半年続けました。
試験直前対策は資格予備校を利用
ここまでずっと独学で勉強していたので自分の実力がまったくわかりません。
ですので、なけなしのお金をはたいて資格予備校のLECでやっていた『行政書士試験・直前対策答練』を受けることにしました。
結果的にはこれがものすごく自分の役にたって、一発合格することができたと思っています。
だから私は資格予備校に通うのが近道だと思っています。
合格発表前に行政書士事務所に就職
行政書士試験が10月で結果発表が1月というスケジュールの中、まだ合格しているかも分からない12月にたまたまアルバイトの求人サイトの検索窓に『行政書士』と打ち込んだらヒットしたのが今の事務所です。
このときまでは行政書士事務所は探していなかったのですが、受験勉強した経験が活かせるかなーと閃いて、本当にたまたま検索したらヒットしたという感じです。
さっそく求人に申込み、履歴書を持って面接に臨みました。
どこをどう気に入ってもらえたのかはわかりませんが、すぐに合格をもらい念願の再就職をすることができました。
行政書士試験も合格していました
再就職が決まり、さらに働き始めてすぐに行政書士試験にも合格していることがわかりました。
もちろん仕事がすぐにできるわけはなく新米のペーペーでしたが、みんなからは一目を置かれるようになれたと思います。
まとめ
会社を辞めてから新しい職場に再就職するまでは常に動き続けていたと思います。
決して立ち止まらずに動き続けていたことが今の恵まれた状況になれたのだと思っています。
今ある状況が決して望んだものではなくても歩みを止めてはいけません。
環境を変えるには自分を変えるのが一番です。
常に前進する気持ちでいきましょう。