『Amazon Flex』などの軽貨物運送事業を始めるために必要な軽貨物運送事業用ナンバー(通称、黒ナンバー)を取得するのは実は超簡単なのです。
黒ナンバー取得手続きよりも軽バンを用意する方が難しいぐらいです。
どれだけ簡単かをこの記事で解説しますので、AmazonFlexなどの軽貨物運送事業を始めたい方や、軽バンを使って配送の仕事をしたい方はぜひ参考にしてください。
黒ナンバーとは?
『黒ナンバー』はあくまで通称名で、正式には『軽貨物運送事業用ナンバー』のことです。
軽自動車を使って荷物の宅配や引越などを請け負うためには黒ナンバーの取得が必要になります。
白いナンバー(自家用乗用車)のままで宅配業などの運送業を行うと法律違反になりますので絶対にやめましょう。
そもそもAmazon Flexなどの個人事業主として業務を請負う場合には黒ナンバーの車両を持っていることが条件になってますので、白いナンバーのままで運送業を行うのは難しいですけどね。
黒ナンバーの取得手順
- 運輸支局の輸送担当へ新規に運送業許可を得るための申請をし、事業用自動車等連絡書の交付を受ける
- 事業用自動車等連絡書と軽自動車登録書類を揃えて軽自動車検査協会へ行く
- 手続きを進め黒ナンバーを購入して車に取り付けて終了です。
黒ナンバー取得に必要な書類
公式の案内は下記リンクを参考にしてください。
申請書作成方法と記載例
申請書の作成方法は下記の記載例を見ていただければ完璧に作成できると思います。
特に難しいことはなく、Excelを使用しなくてもPDF版を用意しましたので、手書きで記入して提出しても大丈夫です。
貨物軽自動車運送事業の申請後
貨物軽自動車運送事業の届出はその場で書類のチェックが行われ、問題がなければすぐに事業用自動車等連絡書と貨物軽自動車運送事業経営届出書(経営届出書)の控えが交付されます。
経営届出書は増車をしたり、減車をしたりするときの資料になりますので大切に保管しておきましょう。
事業用自動車等連絡書は新規登録や移転登録をする際に軽自動車検査協会へ提出することになります。
連絡書を受け取ったら軽自動車検査協会で登録
貨物軽自動車運送事業の届出が終わりますと、押印済みの事業用自動車等連絡書が返却されますが、まだ黒ナンバーはゲットできてません。
事業用自動車等連絡書が入手できたら今度は軽自動車検査協会へナンバーを交付してもらうために登録手続きに行く必要があります。
登録手続きにはいくつか種類がありますので、ご自分の登録方法を選んで解説を見てください。
最初に軽自動車の登録のすべてを掲載したリンクを貼っておきます。
ご自分で探せる方はこの中から登録内容を選んで参考にしてください。

登録方法の見分け方
中古新規だの移転登録だのよく分からないという方は以下の説明を参考にしてください。
中古新規登録
中古新規登録は抹消してある車を車検を通してナンバーを取得することです。
車を軽自動車検査協会へ持ち込んで登録する必要があります。
または、予備検査証の発行を受けている場合は書類だけで新規登録が可能です。
中古新規登録のページの書類に加えて『事業用自動車等連絡書』が必要です。
移転登録(名義変更)
移転登録はすでにナンバーがついている車のナンバーを名義を変えるのと同時に黒ナンバーを取得することです。
移転登録(名義変更)のページの書類に加えて『事業用自動車等連絡書』が必要です。
番号変更
番号変更はすでに自分の名義になっている車の黄色いナンバーを黒ナンバーに変更する手続きです。
番号変更のページの書類に加えて『事業用自動車等連絡書』が必要です。
黒ナンバーをゲットしたら終了
軽自動車検査協会へ行き問題がなければ黒ナンバーを購入することができます。
黒ナンバーをつけることができれば、Amazon Flexに応募できます。
下記の要件を確認し、書類の準備をしましょう。
- 18歳以上であること
- 稼働が可能なエリアに住んでいること
稼働エリアはこちらで確認してください - スマートフォンを持っていること
- 配達に使用できる車両を持っていること
- 黒ナンバーを取得していること
- 書類を用意できること
- 普通自動車免許証(マイナ免許証は不可)
- 自動車検査証
- 自賠責保険証書
- 任意保険の証券
- 銀行口座
- 就労資格確認書類(外国籍の方)
上記の要件を満たし、書類を用意できたらAmazon flexに登録することができます。
自分のペースで働くことができるので、配達業をやってみたい方にはおすすめです。
まとめ
最後になりますが、軽バンでなくとも背の高い車(例えばホンダのN-BOXなど)であれば配達はできると思います。
また、黒ナンバーを取得できる車の制限が2年ほど前に撤廃されたのでN-BOXやタントなどのような乗用車でも黒ナンバーをつけることができるようになっています。
自宅であまり活用されていない車があるようでしたら、検討してみるのも良いのではないでしょうか。
以上、『黒ナンバーを取得するのは超簡単です』でした。
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