所有権をつけ忘れてしまったのですが、どうすればいいいですか?

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質問『所有権をつけ忘れてしまったのですが、どうすればいいいですか?』

よくある例は車をローンで販売したのにローン会社の所有権をつけ忘れてしまったというパターンですね。

車をローンで購入するとローン会社と割賦販売の契約を結んで、完済するまでは車の所有権はローン会社にあることが多いです。

それを登録するときに車の購入者をそのまま所有者として登録してしまうとローン会社から指摘されて代金が支払われない可能性がありますので、必ず正しい登録をして車検証を直しましょう。

解決方法

登録したその日のうちでしたら、登録の窓口に正直に伝えてなんとか訂正してもらえることもあります。ですが、通常は必要書類をそろえて再度登録しなおしになります。

集める書類は間違って所有者として登録してしまった方からの「譲渡証明書」「印鑑証明書」「委任状」をもらって、ローン会社への移転登録という形をとります。

また、本当に所有権を付け忘れただけですというのを都道府県税事務所に証明するためにローン会社の割賦販売の契約書のコピーを提出します。

必要書類

  1. 車検証
  2. 譲渡証明書(間違って所有者にしてしまった方の実印が押印してあるもの)
  3. 印鑑証明書(間違って所有者にしてしまった方)
  4. 委任状(実印が押されているもの)
  5. ローン会社の印鑑証明書(印鑑ビラ)
  6. ローン会社の委任状
  7. 手数料納付書
  8. 申請書(OCRシート第1号様式)
  9. 500円の登録印紙
  10. 自動車税・自動車取得税申告書
  11. ローン会社との割賦販売契約書(コピーで可)

注意事項

所有権後付の際には車庫証明書は必要ありません。所有者にしてしまった方がそのまま使用者に残るので車庫証明書を求められることはありません。

間違って登録してから一定期間たってから所有権の後付をしようとすると都道府県税事務所によっては何か一筆書かされることがあります。

また、取得税の対象ではない車に関しては割賦販売契約書の提出を求められないこともあります。用意するのが難しそうなときは事前に都道府県税事務所に問い合わせをしてみると良いでしょう。