名義変更とは？
自動車やバイクの登録手続きで『名義変更』という用語を使いますが、この用語は法律用語ではありません。
一般的に名義変更というと車検証の所有者から新しい所有者へ名義を変えることを指すと思われますが、これは正式には『移転登録』という法律用語になります。名義変更といっても所有者はそのままで使用者に追加するなどいろいろなパターンがあります。
登録して納税義務者や実際に使用する人などに関しては、あまり違いがないように思われますが登録手続きとしては必要書類が違ったり書類の作成方法が変わったりしますので、それぞれの登録方法を明確に区別しておく必要があります。
名義変更には種類があります
名義変更と一言で言っても、所有者が変わる場合、所有者はそのままで使用者を追加する場合、使用者を残したままで所有者を変える場合などいろいろありますのでおおまかな分類をしておきます。
- 所有者を変える
- 所有者と使用者を変える
- 使用者追加 (所有者はそのままで使用者をつける)
- 使用者変更 (所有者はそのままで使用者を変える)
この4パターンは一般的には名義変更という範疇に入ってしまいます。
ですが、①と②は移転登録ですが、③と④は変更登録になります。
法律用語的解説
移転登録
所有者が変わることを『移転登録』といいます。
使用者を残したまま所有者を変えることも移転登録です。
変更登録
変更登録は所有者を変えずに、使用者を追加したり外したりすることを主に指します。
おおまかに表しますと所有者を変えないで登録することはだいたい変更登録です。
変更登録の種類を網羅したページを用意したので、詳しくはそちらをご覧ください。
移転登録と変更登録
移転登録と変更登録を分けて考えるのは、委任状の項目に記入する用語だからです。
自動車用に使う委任状には委任項目という欄があり、そこには『新規登録』や『移転登録』・『変更登録』・『抹消登録』など法律で決められた言葉を記入しなければなりません。
ですので、申請しようとする登録が移転登録なのか変更登録なのかを区別できなければ間違った内容で記入してしまうことになるのです。
委任状で間違えてしまうと、一から書き直すか訂正が必要になります。
まとめ
移転登録と変更登録はただ言葉が違うだけではなく、申請上も必要なことなので区別して使い分けられるようにしておく必要があります。
さらに移転登録と変更登録について調べたい方は下記リンクの記事で詳しく解説しています。
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