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限定自動車検査証とは
限定自動車検査証とは、継続検査などの際に車検の基準(道路運送車両の保安基準)に適合しない部分がある場合に不適合となった部分が示されている車検証のようなものです。
限定自動車検査証が交付された際の対処
限定自動車検査証が交付されたということは、車検の合格基準を満たしていないということなので、不適合となっている部分の整備をしなければいけません。
不適合となっている部分は限定自動車検査証に記載されています。
整備を終えたら再度検査を受検して合格すれば有効期間の更新された正式な自動車検査証が交付されます。
また、限定自動車検査証が交付された状態でも指定整備工場に車を持ち込んで、限定自動車検査証に記載されている不適合の部分の整備を依頼し、その指定整備工場が保安基準に適合することを確認したら『限定保安基準適合証』を交付してもらうことができます。
この『限定保安基準適合証』があれば車検場での再検査を受検する必要はなく、書類だけで正式な自動車検査証の交付を受けることができます。
限定自動車検査証の状態のままでもできる登録
- 継続検査
- 構造変更
- 一時抹消
- 移転一時抹消
- 永久抹消
- 移転永久抹消
道路運送車両法の基準を満たした継続検査や構造変更をすると、正式な自動車検査証が交付されます。
また、一時抹消はできますが、新規登録をするまでに保安基準に不適合となった部分を整備しておく必要はあるでしょう。
永久抹消に関しては車を完全に解体してしまうので、保安基準は全く関係なくなるので何も疑問はないでしょう。
注意しなければいけないのは、移転と同時に抹消であれば限定自動車検査証でもできるのですが、移転登録だけというのはできません。
もし移転登録をしたいのであれば保安基準に適合するように整備をして再度検査を受けて合格する必要があります。
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